エロくもグロくもないナンセンスな日常

ユルい日常のとりとめのない記録

【テレビ】深読み読書会 孤島の鬼

 江戸川乱歩の「孤島の鬼」を高橋源一郎氏らが深読みする番組を見た。

江戸川乱歩といえば、昔、1回会って好きになっちゃった女の子が

「私は古本屋で江戸川乱歩の初版本を探して実際に買ってしまうくらい

乱歩が好きだ」

と言っていたのを思いだした。

私はといえば、BAPEのフェイクTシャツを大喜びで

タイで買い、それを大学で喜んで着てしまうくらい軽薄な人間だったので、

(いまでもやってることは変わらないが、思い出すとやっぱり恥ずかしい)

それを聞いて

(な、なんかカッコいい。よく分かんないけど・・・)

と思うばかりであった。

(その後、思いのたけは空回りして、相手にされなかった。当然)

 

ミステリーとか探偵ものは全然守備範囲でないので、

「孤島の鬼」も番組見てタネがわかっちゃうと

ふーん

って感じなんだけど、

「乱歩は谷崎になりたかった」

「変態性を大衆の感性に寄せて著述できるのが乱歩の才能」

といった議論は、

ほうほう

とすごく興味がそそられた。

 

孤島の鬼は、番組見る前に読破することをお勧めする。

ストーリーはほんとすっごく面白い!

コナンなんか目じゃないよ(コナンちゃんと読んだことないのにすまん)

大衆(自分含む)ってやっぱり大衆風味のエログロが好きなんだなぁ。

 

なんか「ふーん」って言ってるわりに絶賛してるのも変なんだけど。

やっぱり物語における名調子って大事。

 

深読み読書会は谷崎の「春琴抄」の回もすげー面白かった。余談。